おはようございます。 はるこです。
今朝も帝王学からの一言をお伝えします。
帝王学は2500年前もの前からも伝えられている東洋哲理体系の学問です。
古代より日本においても国の権力者やリーダーが学ぶ学問として用いられてきています。
現代においては、日常生活や会社での様々な問題を解決する指針として活用されています
今も、多くのリーダー・成功者はこの哲理を実践しているのです。
本日の帝王学の一言は

教わるのではなく盗むこと
です。
このことにつきましては
謙虚に学ぶ姿勢は大切だが、教えられたことだけをやっていては成長しない。師の仕事を観察し、その技術を盗んでこそ成長に役立てられる。「学ぶ」の語源は「真似ぶ」である。良き行動を盗み取り、真似すること。そして、自分の力量に転化していく努力を怠らないことだ。
とおっしゃっています。
真似るー真似ぶー学ぶ
「学ぶことは真似るところから始まるんだよ」と、かを深めるときに必ず言われてきました。
かつては徒弟制度があったように、何かを学びたい人は「師」を決めて弟子入りをして生活を共にし、雑用や身の回りの世話に追われながらも師の仕事ぶりをみつめ、自ら師のやり方を真似しながら技術を身につけていきました。
徒弟制度では手取り足取り教えてくれることはなかったのでそうせざるを得なかったところはあります。
今は教える側が丁寧に伝えること求められ、意識することが増えました。
ですが、どんな技術や知識であっても教えることには限界があります。
特に実践の場ではそういえます。
携わるために絶対に知っていなければいけない基本的な知識ややり方を伝えることはできます。
しかし、実際にその知識や技術をどう使うのかはマニュアルにできないこともありますし、その時の環境、関わる人により状況は常に変わるのでその勘所というのは自らが実践して体得していくこと、そのために師や先輩がどのようにしてるかを見て真似て覚えるということはとても重要なことです。

カウンセリングにおいても同様のことが言えます。
基本的なカウンセリングの知識、技法についてはレクチャーすることができます。ロールプレイも必ず行います。
こういう手順で勧めましょう、という手順もある程度体系化してきています。
しかし、カウンセリングは生身の人間を相手に行うものです。
クライアントさんによっては手順通りに進まないことがあります。おひとりおひとりに寄り添っていくことの方が手順より大切です。
同じクライアントさんであっても、その時の状況によってはいつもと同じ対応ではいけないことがあります。
状況に合わせて臨機応変に対応していくためには経験が必要です。
しかし、学んだばかりの人や経験の浅い人は自分の中にあるストック(引き出し)が少ないためどのように対応していいかわかりません。
みずからヴァーチャルで練習してみることはとても大切です。いろんな状況を想定して練習を重ねること。これはもう、大前提です。
とはいえ、経験が少なければどんなことが起こるのかも想像が及ばないこともたくさんあるのです。
その時に「師(もしくは自分よりベテランの方)がどのように対応していたか」を観察しておくことが非常に重要なのです。
自らの体験ではないですが、師や先輩の仕事ぶりを通して疑似体験を重ねていくのです。
お仕事仲間でマヤ暦などを教えている方がいます。
たくさんの生徒さんを抱えているすごい先生なのですが、そこの生徒さんは学びにどん欲な方がとても多いのです。
先生が「お茶会をやりましょう♪」と、お茶とケーキを用意して意見交換の会を催したところ、参加された生徒さんたちは先生の一言一句を聞き漏らさまいとお茶に口もつけず、ケーキもいただかずひたすらメモを取っていることが多いとか。
私も何度か手相やインナーチャイルドカードのミニ講座で呼ばれて講師をさせていただきましたが、みなさん本当に熱心です。
その中でも特に熱心な方は先生のセッションの様子を遠くからでもしっかりと観察して、先生がどのようにクライアントさんと接しているのか、どんな言葉を選んで伝えているのか、佇まいや表情までも必死に心に刻んでいるのだそうです。
先生の一言一句、どのタイミングで手を上げるか、目線をどこに配るかなど一挙手一投足を見逃さず完コピをしようとする方もいるくらいです。
私も生徒さんの何人かを存じ上げているのですが、先生のそばで先生の姿から盗もう!という姿勢のある方はめきめきと伸びでいらっしゃるのが伝わります。
近年は教える側が様々な工夫をして学びの機会を提供している分、学ぶ側の姿勢が少し受け身になっていることが多いように思います。
受け身でいては同じ場にいても学べる量が雲泥の差です。
せっかく何かを身につけよう!というお気持ちで学ばれるのですから、積極的に師の技を盗みましょう。
そうして実体験と疑似体験を増やして成長していきましょう。
やらない人が多い中であなたがやるなら、一緒に学ぶ人たちと差をつけることができます。
はるこのスクールでも、できるだけ実践的な知識や経験も積んでいただけるようにカリキュラムを組んでいますが
そこからさらに学んでいただけるためにも「真似ること」を推奨いたします。
チャンスを生かし切るかどうかはあなた次第です。