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帝王学の教え・203〜渇愛の執着から離れて生きる

2021/03/01

おはようございます。 はるこです。

本日も帝王学からの一言をお伝えします。

 

帝王学は2500年前もの前からも伝えられている東洋哲理体系の学問です。

古代より日本においても国の権力者やリーダーが学ぶ学問として用いられてきています。

現代においては、日常生活や会社での様々な問題を解決する指針として活用されています

今も、多くのリーダー・成功者はこの哲理を実践しているのです。

 

本日の一言は

渇愛の執着から離れて生きる

です。

 

このことにつきましては

全ての事象に苦楽は無く、その人の捉え方次第で苦楽が決まる。苦悩の原因は、人間の心に潜む根本的な無知と、それに基づく渇愛という執着である。渇愛の煩悩から生きると人生は苦悩の風景に彩られ、渇愛の執着から離れて事象を受容して生きると、人生は楽しい風景に彩られていく。

とおっしゃっています。

 

起こる出来事にはいいも悪いもありません。

それを「良いことが起きた」「悪いことが起こった」と判断するのは私たち人間です。

同じことを体験しても人それぞれに捕らえ方が異なるのはそのためです。

 

渇愛とは何か?

 

あまたにある煩悩のうちの一つですが

瀬戸内寂聴先生曰く

「『あなたにネクタイをあげたから、私にはグッチのバッグをちょうだい』とか、

プラスアルファつまり利子がないと気に入らない、機嫌の悪い愛」

(「般若心経」より)

だそうです。

つまり見返りを求めること、条件付きの愛です。

 

見返りを求めているということは、物事を損得で判断していることが多いように思います。

自分が何かを差し出したのに、それに対して期待したものが返ってこなかったら「損をした」と感じてしまう。

 

そうすると・・・

世界が辛いものに見えませんか?

 

だって、見返りを求めたとして期待通りのものが返ってくるなんて稀ですから(笑)

 

何かをして、その見返りが目の前の人から返ってくるわけではありません。

巡り巡って予想していない形で私たちのところに返ってきます。

だから「私たちが投げたものが返ってきたんだ」とは気づけないのです。

与えた人から直接見返りがなかったとしても「きっと、どこかでもっともっと育って私のところに返ってくる」という言葉を与えてみてはいかがでしょうか。

 

目の前の出来事にどんな言葉を与えるかは私たち次第なのです。



最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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